繰り返す石ころ

世の中ってたのしい

2023年総括&2024年について

2024年になりました。今回も簡単ではありますが2023年の振り返りを行なっていきます。

お仕事(業務委託)

業務委託のお仕事は前年に引き続いて1つ週3日で受けていました。このお客様とのお仕事は始めて3年が経過しました。

こちらでは前年に続いてプロダクトの企画(PdM)の顧問的な仕事をメインにしていて、プロダクトの長期的な構想や様々な一貫性を維持するための支援をしていました。助言であったりワークを設計してファシリテーションをするなどが具体的なタスクとなります。
私に求められることは時々で異なっていたと思いますが、長期的なタスクの思考負荷を下げることや、議論を通して組織とメンバーの目線を合わせることなどが求められていたのではないかと思います。
部署内で人の入れ替わりが一定あり経験のバラツキを吸収しながら進めることは少し難しかったですが、2024年に向けて少しずつ仕込みはできたように思います。
2023年末にお客様の部署が別の企業に譲渡されたことで作り直すべきことが大量にあるのですが、それをやり遂げたらこの業務は引き継ぐか無くなっても良いかもしれません。2024年はそのあたりも決まっていくと良いですね。

その他では新規事業の立ち上げにもいくつか関わりました。

案件の1つは個人的に反省の残る内容となりました。事業で上手くいっていないと認知できている事項があったものの、様子を見て後手になってしまい、影響が波及して事業を軌道に乗せることができませんでした。
自分に説明責任のない(レポートラインに入っていない)領域であろうと事業全般に影響を及ぼす可能性があれば対処するべきだったと強く思います。お客様に価値を届けるために、実行・助言かかわらず結果を出すための行動をするべきでした。
本件に関してお客様からは何も言われませんでしたが、それを怠るのであればお客様から頼りにされる人間にはなれないと深く反省しました。

ただし悪いことだけではなく、別の案件では面白い事業に発展する可能性も目にできました。そこは縁あって2024年も関わりがありますので、しっかり価値を出していきたいと思います。

OSSから生成AIへ

OSSの活動を精力的にしていた2022年から一転して、2023年は生成AIを使ったアプリケーションの模索に時間を使いました。
生成AIが今後賢くなっていく中で私たちプログラマの重要性は低下していくことでしょう。長期的にシステムはAIが書く未来しか見えず、OSSの活動で中心だったツールで開発者の体験を支えるモチベーションは率直に言って下がりました。
一方で、生成AIを使えば今まで技術的に実現できなかったアプリケーションを作ることもできます。
まだ何かを発表できるようなレベルにはないものの、私は「ギリギリ技術的に実現できること」が好きなので、また新しいおもちゃを見つけて面白く過ごしています。
ただ、あまり自分の時間が取れないこともあり、半分はお金を使って外部の方に委託しています。ご協力いただいている方々に感謝です。

会社

2023年は事務所を引き払って在宅勤務になりました。家族と一緒にいる時間は長くなったのと、1日10時間椅子の上にいる生活から解放されたので身体の負荷は減った気がします。

ちなみに今期(2024年6月期)は出費が多いです。生成AIに関する出費がそこそこあります。
今期は赤字着地になりそうな予感がします。でも、こんな年があっても良いかなと思います。会社の現金は余裕があるので大丈夫です。

英語

生成AIが出てきて「英語って勉強する意味あるの?」と思う方もいると思うのですが、個人的にAIが賢くなる中で逆に色濃くなるのはコミュニケーションの領域だと考えています。中でも会話を通して心を通じ合わせる部分です。
確かに文章のやり取りで言えば翻訳を通すだけで既に困っていません。しかし"楽しく喋る"となると、翻訳ではグルーヴ(?)が生まれないという感覚があります。なんだかパリピみたいですね。
そんなわけで、喋ることをメインに考えて2023年の11月ぐらいから中断していた勉強を少しずつ再開しました。2024年にはちょっと喋れるようになっているのでしょうか。

資産運用

2022年に引き続き2023年も株をやりました。真面目に運用しているというよりも、これはもう趣味ですね。
詳細な振り返りはプライベートで行なったのでここでは短めに。

結果は年初来の損益+94%で、真面目にやればこのように成果が出る…と言いたいところですが、さすがに運です。実力以上の上振れ、異常値です。
国内の個別株の損益が+120%だったので投資信託ではなく個別株の成果が強く寄与しています。
引き続き個別銘柄を調べて投資しており、銘柄の調査結果や売買の記録をつけることが一番パフォーマンスにも精神安定にも寄与していると思います。
調査や記録は大変さはありますが、調べる時間は好きですし、記録を残して迷いをなくして売買するのが本業に集中するためにも大事であると認識した1年でした。

この1年で強く思ったのは、株ってコミュ障にいいですよね。
企業を調べている間は様々な経営スタイルを見られて楽しいのに、全く人と喋らなくて良いので最高です。上手い下手ではなく趣味として自分に合っているようです。

2024年は新NISAも始まりますし、また楽しい1年になりそうですね。

健康

寒さと体調不良で2週間ほどあまり運動ができていないのですが、2023年は最も健康的に過ごせた1年だったように思います。
春からランニングと体重計測を始め、夏は筋トレ強化や富士山登頂、秋からはOura Ringという指輪型のデバイスを買って運動や睡眠を定量的に計測するなど、計測も実行の両方が継続できました。

飲酒も日常的に飲むことはなく、たまに自宅で1杯飲んだり会食で飲む程度です。
実は今年から会食でほとんど飲まなくなりました。今更ですが、飲まない方がちゃんと話せるし翌日も気分良いんですよね。
お酒は好きですし、今でも自宅にはウイスキーのボトルがたくさんありますが、あまり体質に合ってないのでしょう。残念です。

家族

2023年は家族で遠方の友人宅や義実家に泊まりで行ったりと、家族で目的を持って過ごす休日が例年より多かったです。楽しかったですね。

子供は4歳(数ヶ月後に5歳)になりました。もはや「手がかかる」という表現をするような年齢ではないように思います。自分で考えて自分で好きなことができます。
一緒にレゴをして遊んだりしていて、次の春にはサッカーやキャッチボールなど、身体を動かす高度な遊びもできそうですね。
勉強を頑張ってほしいといった願望はないので心身ともに健やかに過ごしてもらえたらそれだけで良いです。

妻は今年転職して、年末にはだいぶ落ち着いてきたように思います。
彼女自身のキャリアや家族のことなど色々と考えることはあると思いますが、様々な形で支えられたら、共に良い生活ができれば、と思います。
小さいトラブルはたまにありますがだいたいは仲良くできていると思うので、引き続き仲良くしていきたい所存です。

2024年の目標

前回の目標は…

  • 自分がいま作りたいソフトウェアを作る
  • 債券やREIT含めた資産運用を深める
  • 運動する
  • 妻とプライベートの時間を取る

とのことでした。

自分がいま作りたいソフトウェアを作る

自分が望むほどの進捗は出せていませんが、できました。もっと進捗がほしい。

債券やREIT含めた資産運用を深める

2023年末時点で債券やREITに投資はしていませんが、必要十分な知識は得て実行にも移せたのでOK。

運動する

ここ2週間以外は十分運動できていたと思います。また運動を再開します。

妻とプライベートの時間を取る

在宅になり家族時間はずいぶん増えて、妻との時間はそれに比べると多くはありませんが、それでも増えています。ただ、もっと一緒に外食のお昼ご飯とかしたかったなと思いました。

2024年は以下で行こうと思います。

  • 何かを作りあげる
  • TOPIXを超える株の成果を得る(継続的に)
  • 良い食事・運動・睡眠の習慣を維持する
  • (ここでは言及できませんがポジティブな意味での)家族や子供に関する事項の意思決定する

2024年も元気に楽しく生きていきます。

2022年総括&2023年について

2023年になりました。あけましておめでとうございます。
ブログで1年の振り返りを書き始めてから今回で8回目のようです。時が経つのは早いですね。
2022年はのんびりしていた気でいましたが、自分が思っていたより様々なことがあったようで振り返りを書いてみたところ長くなってしまいました。まぁ自分宛てのメモみたいなものなので気にせずいきます。

お仕事

ありがたいことに、前回の振り返りで書いた企業様と今もお仕事をさせていただいています。ちょうど2年が経過しました。
2022年は技術顧問というよりプロダクト顧問のようなお仕事がメインで、PdM(プロダクトマネージャー、製品の企画をする役割)のチームと一緒に動いていました。
目標としては、PdMチームが自分達でプロダクトを設計する実感が持てることや、PdMが機能拡張の内容やタイムラインを一定コントロールできるようにすることなどがありました。
関わっている製品が複雑なのでプロダクトビジョンやバリュープロポジションマップなどを作りつつ、その過程でチーム内の思考や情報を整理整頓していました。

当該の製品は経営者が単独でプロダクトを設計する時期からチームでの設計に移譲される移行期にあり、私はその上下を(なるべく自分自身が調整せずに)うまく繋ぐという役割もありました。
こうした権限移行はプロダクトビジョンみたいな"モノ"があればOKという話ではなく、相互の信頼や個々人に求められる能力などの組織や人に依存した課題が半分ぐらいあるのが現実なので、そこへオーダーメイドで併走をしていくのは面白くもあり難しくもあったというのが率直な感想です。

掲げた目標は一定達成できたのかなと思いつつも、より短い時間やより少ない労力で達成可能だったとも思いますので反省点もある1年となりました。
この1年である程度の下地ができたと思うので、2023年前半ではいくつかの成果物をまとめ、そこからはPdMチームがより自走できるように関与は限定的にしたいと考えています。

2023年はこの企業様に限らずまた技術的なところで何か貢献できればと思います。
ただ、お金をいただく対価として相手に最大の価値を生み出すのが仕事だと考えているので、自分が何がしたいかというより必要なことをやりたいと考えています。
だから毎年想定したことと全然違う展開になりがちです。

OSSオープンソースソフトウェア)の活動

一週間のうち仕事は3日でオフは1日なので、残り3日はOSSなど個人的に時間を使いたいことに使っています。
2022年はOSSの活動を前年よりも少し増やしていて、例えばGraphQLのフロントエンドのライブラリであるNauを作りました。代表的なGraphQLクライアントにはApollo ClientとRelayという2つのクライアントがあるのですが、このライブラリはApollo Client上でRelayの持ついくつかの便利な機能を使えるようにするものです。
github.com
上記ライブラリを作成する過程でApollo Clientにバグ修正のPull Requestを出したり、GraphQL Code Generatorというツールに機能追加のPull Requestを出したりもしていました。

ただ、本当に作りたかったソフトウェアはこれではなくて、上記の諸々は仕事で必要に迫られてのことです。2023年もまだいくつか機能拡張の予定があるものの、本当に作りたいものに時間を使いたいと考えています。
2023年はバックエンド領域で頑張りたいです!
でもこれ毎年言ってる気がするので、自分に計画性を求めるのは無理なのかもしれない。

英語

OSSの活動をすると当然全部英語で、GitHubのIssueでの議論から自作ライブラリのドキュメントまで全て英語で書く必要があります。
特にドキュメントを全部英語で書くのがきつい。正直に言って英語きついです…。
…と思ってましたが、もう2022年の後半は諦念というか、DeepL(翻訳)とGrammarly(校正)で生み出された英語で大丈夫さ〜伝わるさ〜という開き直りの境地に達していました。
実際、詩的な文章を書いているわけではないので、文章の構成が論理的で理解しやすいとか、誤解のない用語を使用するとか、複雑な言い回しをしないとか、そういう文章の質の方が大事です。どんな言語を話そうが、プログラミングの前では全員同じ人類なんだと感じます。

とは言え英語の勉強をするに越したことはないとも思います。
実は3ヶ月ほど中学英語〜高校英語初期の文法をやり直していたのですが、やはり知識があれば翻訳ソフトで翻訳した文章と自分の言いたいことの微妙な違いが分かって修正できますし、短文であれば自分で作れるようになったので便利でした。妻が英語の教材作る仕事をしている関係で、勉強中は結構細かい質問にも答えてくれて大変助かりました。

特に決めてませんが2023年も少し勉強しようかなとは思います。
他人のコードの修正なんかは、コードを書く時間よりも修正の理由を伝えるための英語文章を書いてる時間の方が長いので、もっと英語を書く時間が短くなればなぁとは思います。

資産運用

2022年に大きく知識と経験が増えたのは間違いなく株です。0からのスタートだったので。
特に個別株という1社ずつ企業を選んで投資するタイプのものに注力しました。投資信託ETFにも投資していますが、投資の半分以上は個別株ですし投資信託について話すことも特に無いので、ここでは個別株の話をしたいと思います。

私の地獄の株ストーリーは、あるアメリカのIT関連の会社に投資したことから始まりました。Twilioというプログラマー向けのクラウドサービスを作っている会社です。
結末からお見せしたいので、GoogleでTwilioの2022年の株価を検索した画像を貼っておきましょう。

Twilioの2022年の株価

一番高い時で270ドル、一番安い時で41ドルです。最初の株価を100%とすると15%程度になっています。悪い意味ですごすぎです。
私は開発者向けのテクノロジーについては詳しいつもりなので個人的に好きなTwilioへの投資から始めたのですが、2022年はアメリカの金利上昇が始まったために中小規模のIT企業の株はとんでもなく下がりました。
私はTwilioの株価が50%程度下落したところで苦悶の表情で損切りをしたのですが、最終的に私の投資資金の20%程度を消し飛ばしてしまうという事態になりました。

損切りが遅いなど問題は色々とあったのですが、根本的に(自分の能力では)決算書やその国のニュースが直接読めないとノリの投資からは抜け出せないと思い、英語はそんなレベルでは到底ないため日本株への投資に切り替えました。
そこからシナリオを作っていくつかの業界に絞り込み、決算書を読みまくって投資先の株を探すという旅が始まりました。決算書を見ることにどハマりして一時期は決算書のことしか考えられなくなり、お金をいただくお仕事をしていない日はずっと決算書読んでるみたいな時期が数ヶ月はあったように思います。
また、一回お金を失って痛い目を見たので一時的に1単元(100株)で1〜2社にだけ投資するような、もはや個別株をやる意味があるのか分からないディフェンシブな投資スタイルを実行していました。
結果、1ヶ月以上決算書を読み続けてコレだと思った会社の株を1単元だけ購入し、10%〜20%ほど上昇したら売って数万円〜十数万の利益をコツコツ出すという、時給にすれば数百円の修行としか言いようがない生活をすることになりました。
もちろん楽しかったのですが、あまりの低時給にクラクラします。未来のへ投資、学びだからいいんだ…。
(この方法は自分の投資先の検討能力のテストであって、実際にお金を入れなくても集中力を持って学べる人なら紙とペンで十分です。決算書を読む部分以外は効率が悪いので投資スタイルとしてはオススメできませんし、私も今はやってません)

ただ、決算書読みまくった結果、自分は決算書読みで他者に差をつけられるレベルには(少なくとも当面は)なりそうにないのは理解できました。
決算書等の公開情報には意外と重要な情報が書いていないので、次回の決算数字の予測のためには決算書に書いていないことを行間から読む力が必要です。対象の会社が行っている事業について経営できるほど詳しくて、かつ顧客の動向を半リアルタイムに把握できる術を持っていないと、自信を持って決算書読みを投資の戦略として位置付けられるレベルにはならないと感じます。
株では業界に特化しながら平均的に勝つのは難しいと感じるので、全業界でこれをやるのは専業じゃないと私には無理です。
でも投資の面白いところは、普通に成果を出す分には個々人の時間軸やスキルセットを組み合わせながら投資スタイルを作っていけるところです。
自分の持つ様々なものを融合させて投資と向き合っていきたいですし、逆に投資の世界で学んだことを本業に活かしていきたいとも思います。決算書死ぬほど読んで、間違いなく他の業界の経営の勉強にはなりました。

2023年は上記から少し逸れますが、株式だけでなく債券やREITについても少しだけ投資しようと考えています。
今後株式だけでなく債券やREITも組み入れることを考えているので、2023年はそちらの動向もキャッチアップできるように自分でも少し投資をしたいと思っています。

会社について

私は自分のみが所属している(私しかいない)会社を持っていて、お給料等はそこから出る形になっています。

これまで、会社の事務処理がいつも負担でした。税理士さんには決算書を書くお仕事しか依頼していなかったため年間通してほぼ全ての事務作業を自分で調べて行っており、会社を設立してもう数年になるので慣れてはきたもののイレギュラーなことがあると結構面倒でした。
2022年は新しくお手伝いしていただく方や新しい税理士法人と契約することで、バックオフィス関連のストレスが劇的に減ったのが大きな進歩でした。
あと(完全に合法的な範囲での)節税について手続きの負担から全くやっておらず2022年は無意味に税金が高くて辛かったのですが、次の決算は少し調整できそうです。

2023年は事務所を引っ越すか自宅で仕事をしようと考えており、まず登記している住所をバーチャルオフィスに移動しました。管轄する役所が変わるので面倒だったのですが、そこも新バックオフィス体制の皆さんにお手伝いいただき綺麗に移転できて幸せでした。

健康

10月頃に謎のめまいに1ヶ月間悩まされたものの、それ以外はかなり健康的な生活を送っていたと思います(めまいは健康的に過ごしていたら症状なくなりました)。
2022年始まってから自宅でお酒を飲まなくなったのは大きいです。胃が弱いのですが胃痛がずいぶん減りました。
元々は健康診断のためにお酒を控えたのがキッカケだったのですが、飲むと翌日調子が悪いという今に始まったことではない事実を今更ながら感じまして自然と飲まなくなりました。最初の1〜2週間は飲みたい気持ちありましたが、今はほぼないです。
飲むのは1〜2ヶ月に1度、外でご飯を食べる時だけになりました。

2023年は、事務所を引き払って自宅で仕事をするようになった場合に歩かなくなることだけが要注意です。なんとか歩きたいと思います。

家族

子供はどんどん成長していきます。2021年はできなかった"我慢する"などのメンタル面での成長もあり驚きます。
レゴやお絵かき、(謎の)ダンスなどの創作的な表現ができるようになってきました。こうした遊びは自分が望むままに自分を楽しませることができるので、時間が溶けて楽しいぞ〜とお父さんは思います。あと一緒に遊べるから嬉しい。

妻に関しては何年も私の仕事に理解を示して常に支えてくれています。私も妻を支えたいです。
2022年は妻がビジネス系の勉強をしたり自身の仕事の見直しをしていた年でしたが、それらを取り組む時間を作ることとやアドバイスなどで多少は貢献できたと信じたいところです。

2023年も家族みんなが幸せに暮らせるように頑張ります。

2023年の目標

前回の目標は…

  • やりたいことを軌道にのせる
  • 資産運用の趣味を始める
  • 健康のために歩く
  • 妻と夫婦の時間を取る


とのことでした。

やりたいことを軌道にのせる

これはOSSで作りたかったものを作るという話で、OSSは多少頑張れたものの本当に作りたかったものは作れなかったので未達。

資産運用の趣味を始める

できました。

健康のために歩く

それほど歩いてませんが、酒を飲まなくなったことで大きく健康としては過去一番の進歩だったと思います。

妻と夫婦の時間を取る

妻が忙しいこともありプライベート的な意味では時間取れてませんが、子供との時間は取れるようになりましたし、妻とは仕事の真面目な話をする時間が結構あったと思います。

2023年は以下で行こうと思います。

  • 自分がいま作りたいソフトウェアを作る
  • 債券やREIT含めた資産運用を深める
  • 運動する
  • 妻とプライベートの時間を取る


でも結局家族みんなで楽しく過ごすのが一番大事です。

2021年総括&2022年目標

あけましておめでとうございます。
年始から少し体調を崩してまして、遅くなりましたが去年の振り返りと今年の目標を書きにきました。

2021年のお仕事状況

2020年は相当な赤字だったので、2021年は業務委託でお仕事を受けてお金を稼いでました。
1月〜9月までは週4日、それ以降は週3日でお仕事を受けてました。全然働いてないように見えるかもしれませんが、一応これで2020年の損失は補填できています。
会社の口座の現金も良い感じになって次のチャレンジも可能になってきました。

お仕事内容としては週4の時は顧問CTOみたいな仕事をやっていて、週3になるタイミングで社員の方に仕事を引き継いで今は技術的なサポートをしています。
技術のサポートは主にReactとGraphQLを使ったアプリケーションの構築の支援ですね。Relay信者ですが2021年はApollo Clientをよく触ってました。

2021年は1年通して忙しくしていて、技術的なネタは沢山あったのに技術ブログが全く更新できませんでした。もう1年ほど更新していない…やらねば…。
kazekyo.com

2022年にやりたい仕事(?)

もう少し業務委託のお仕事は続けるかもしれませんが、当然自分のやりたい仕事がしたくて会社を作っていますし、業務委託の仕事もわざわざ週3日にしてもらっているわけです。
なので、ちゃんと自分のやりたい仕事と向き合わないとなと思っています。後述するマンションの話など色々あり、稼働が週3日になっても2021年はあまりやりたい仕事に向き合えていませんでした。これじゃいけない。

2022年は原点回帰して、プログラミングにどっぷり浸かっていたいです。
作りたいオープンソースのソフトウェアがあるので、そちらをなんとか動くところまで持っていきたいと思います。
ビジネスになるのかは作ってみないと分からないですが、自分のプログラマーとしての集大成を1つやってみたいと思ってますので、それを作ってみてから次のことは考えてみようかなと思っています。
お金を気にしないといけない状況ではないので半年から1年ぐらい業務委託をストップして、それだけやってみても良いかもしれません。

マンションの話

2021年の9月か10月ぐらいだったと思いますが、妻と話して中古マンションを買って住むのはどうかという話になりました。
そこで年末まで、相当な時間を突っ込んで中古マンションにやたら詳しくなりました。
正直に申しまして私のいるIT業界では「そんな価格になるわけないだろ」と言いたくなるような正気とは思えない価格で売買が成立している現場もあるわけでして、個人的には何であれ高い買い物をする時は多少は下調べをした方が良いと思っています。

物件の内覧もいくつか行ってローンの仮審査も通ったのですが、身内の不幸で色々ありそんな事してる場合じゃねぇとなってしまい、結局購入を見送りました。
また数年後に考えてみたいですね。

2022年は株やってみたい

今年は株や債権などの運用を趣味としてやりたいと思っています。
欲しい物も特に無いですし、手元にあるお金を使って何か新しい事をやってみたいというのがシンプルに動機です。
マンション購入を進める中で、新しい知識や経験を得ながら市場で実践していくのが結構楽しくて、なんだかお年玉を握りしめておもちゃ屋さんに行くようなワクワク感がありました。
そんなに元手となるお金があるわけではないので、現状では運用利益よりその時間で働いた方が圧倒的に儲かると思いますが、それはそれ、これはこれ、ということで。

健康

胃が良くなってきているような気がします。お酒は週に2日程度飲んでますが、量は増えもせず減りもせず、安定していると思います。
2020年は健康診断に行ってなかったので2021年の健康診断は若干ビビってましたが、特に大きな異常はなかったので安心しました。

反省点としては2021年後半から歩く頻度が激減したことですね。理由もなく行き帰りに電車に乗ることが増えて、歩くことが減りました。
2022年はちゃんと歩きたいと思います…。

家族

子供はすごく喋れるようになりました。意思疎通は問題なくできます。自分の精神をコントロールするのはまだ苦手ですが、意思表示はしっかりできるようになったと思います。
過去のことや未来のことを話せるようになってきて、時間軸の概念を理解し始めているようです。

妻とは2021年も支え合い仲良くできました。ただ、2021年は家族を取り巻く様々なことで手一杯だった感があったので、2022年は夫婦の時間ももう少し取りながら過ごしたいところです。

2021年の目標

去年の目標は…

2021年は、自社事業をしっかり磨き込みつつ、いただいている仕事と両立したいと思います。また、引き続き健康的に妻と子供と仲良く過ごしていきたいです。

とのことでした。自社事業は全く進んでない…。
2022年は次の4つでいこうと思います!

  • やりたいことを軌道にのせる
  • 資産運用の趣味を始める
  • 健康のために歩く
  • 妻と夫婦の時間を取る

まぁ、仮に全部できてなくても健康で家族楽しくやれてればそれで大丈夫!

2020年総括&2021年目標

こんにちは。既にこのブログは使ってませんが、振り返りのためだけに戻ってきました。
2021年も10日になり、少し遅くなりましたが振り返りを投稿しようと思います。

自社事業

1月頃から何を作るか模索していました。
最初はMVV(Mission, Vision, Values)をチームマネジメントで活用するようなサービスを構想していましたが、実用的な運用方法を見つけられず、全くお客様に刺さる気配がありませんでした。
何度も営業に行く中でサービスの1on1に関する機能だけは反応が良いことが分かり、その機能をスピンアウトさせて1on1のプロダクトを作ることにしました。

ただ、5月頃にサービスをローンチさせて運用を始めたものの、8月頃には正直これは難しそうだと認識しました。
詳細は省きますが、ざっくりサービスの振り返りとしては下記の通りです。
Good

  • お願いすれば導入してもらいやすい
  • プロダクトで1on1を回せることは確認できた

Bad

  • 絶対にシステム利用するべき課題(状況) を発見できなかった
  • 使わないよりマシな感覚は生み出せるが、BtoB商材として購入するほど理由やモチベーションを喚起できているように思わない

サービスとして悪かったとは思わないのですが、BtoB SaaSとして売り出すならよりお客様の業務フローに入り込めるようなもので、かつお金を払ってでも解決したい課題を解決する必要があると痛感しました。

現在、これらの反省を踏まえてサービスをピボットさせようとしています。1on1からは離れますが、対話や議論を支えるサービスではある予定です。
とは言え後述する別の仕事もありますし、すぐのローンチというわけではなく2021年中に出せると良いなぐらいのペースで考えています。

会社のお金事情

ビボットと言ってもほぼ完全新規のサービスを作るので、構想したり作ったりするのには時間がかかります。
会社の資金状況から考えてローンチまでは持つと思いましたが、ローンチしてユーザーの反応を見ながら試行錯誤してみないと会社を支えられるほどの収益が発生するサービスかは分かりません。初回は少し焦りもあったように思うので、じっくりプロダクトのコアな価値を研ぎ澄ますための時間を確保したい思いもあります。
個人的には外部からの資金調達(特に株式)にあまり乗り気ではないので、自分でお金を稼ぎながら時間をつくることにしました。

そこで、12月から週4日である会社様のお手伝いをしています。社員ではなく、外部から顧問VPoE/顧問CTOみたいな感じで入って仕事をしています。
それなりにお支払い頂いてますので、しっかり成果を出して依頼して良かったと思っていただきたいですね。

健康

まず健康診断に2020年に行けていないことを反省しています。2021年前半のうちに行きます。

食事は昨年から引き続き、人が食事を作りに来てくれるサービスを利用しています。しばしば妻も作ってますが、私は作ってません。
お弁当を妻が詰めてくれるのでそれをお昼と最近は夜も食べていて、とても調子良いです。野菜も取れますし、何より帰宅時間に関わらずオフィスで早めに夕飯を食べられるため、食べたばかりで寝てしまって胃に負担がかかるようなことがありません。
そんなこんなで、正月休みのような暴飲暴食をしなければ胃腸はそれなりに快適です。

夜にストレッチしたりマッサージガンで身体をケアするようにもなりました。
マッサージガンはHypervoltを使っています。5.5万円ぐらいして高かった…という話を書こうと思ったのですが、今見たら4万円になってました。そうなのか…。
Hypervoltよりもっと安いの沢山あるのでこれを買う必要があるかはさておき、とても疲れ取れます。
ストレッチも本当に効きますね。マッサージガンよりストレッチを先に始めたのですが、これだけでかなり楽になりました。
問題は時間。ストレッチだけでも毎日20分以上はやってるので結構時間は取られてます。とはいえ、腰の痛みでマッサージ屋さんに行きたくなるようなこともなく(前は1ヶ月に何度も思ってました)、とても平穏です。日常で身体の辛さを感じることはほぼなくなったので、必要な時間と割り切ってます。気持ち良いですしね。

最近はオフィスに向かうために40〜50分程度歩いてますし、とても健康的な気がします。健康診断行ってないのでただの感覚なのですが…。

妻と子供

妻は相変わらず最高の人ですね。仲良くやれていると思います。
子供は1.5歳を過ぎ、ここ最近は喋れる言葉が増えたりリアクションも豊富です。仲良くしてくれるのでとても楽しいです。子供は消防車を見るだけでテンション上がるので、もっといろいろなものを見せてあげたいです。

2021年の目標

去年の目標は…

作っている製品は姿や形を変えても良いので、なんとかお金を生み出せるようにしたいところです。
あとは妻や子供と楽しく過ごしながら、健康に気をつけていきたいですね。

とのことでした。前半は未達、後半はとても良くできました!
2021年は、自社事業をしっかり磨き込みつつ、いただいている仕事と両立したいと思います。また、引き続き健康的に妻と子供と仲良く過ごしていきたいです。

2019年総括&2020年目標

今年も年末です。振り返りをしていきたいと思います。

業務委託のお仕事

業務委託のお仕事は、1月から11月まで週3日ペースでやってました。Ruby on Railsを書いたり、エンジニア採用やCSのお手伝いをしたりもしました。
特に辛いこともなく、楽しく粛々とお仕事をしてました。
お仕事を下さった方々、ありがとうございました。また機会があったら使ってやってください。

自社事業

自社事業の方は1月からのんびり製品を作っていましたが、半年以上は今更ながらエンジニアのスキルを磨く時間になってました。
またどこかで書けたらと思うのですが、全てTypescriptでインフラからバックエンド、フロントエンドまで構築しています。GraphQLも初めて使いました。
デザイナーの方に教えてもらい、figmaを使ってモックも作れるようになりました。
12月から製品をどんどん改良しているのですが、この1年の積み重ねがあったからこそ爆速スピードで開発できているように思います。

12月からは製品の想定ユーザーの方にお話を聞きに行ったり、訪問したら知らぬ間に営業ということになってて商談が始まったり、色々と人に会う機会も増えました。
人と会うのは相変わらず苦手ではありますが、苦手なことをやってる方が発見があるタイプの人間でもあるので、会わせていただけるのは大変ありがたく思います。
批判をいただくこともありますが、貴重な声をもらうことができ、良い時間を過ごすことができています。

会社のお金事情

今の会社を作った時に、株式での資金調達はしばらく行わないと決めていました。
そのために自社事業を仕込みつつ業務委託を行っていたのですが、製品をユーザーにお届けしてサポートを行うのは専業にならないと時間的に限界があるなと思い、12月から専業になりました。
しかしまだ製品の提供も始まっておらずお金のアテもないので、借入を行いました。いわゆるデットファイナンスですね。
1〜2年ぐらいは持つと思うので(人をそんなに雇わなければ…)、気合入れて来年は製品を展開していきたいと思っています。

健康

胃の検査したらピロリ菌がいることが分かって、除菌を行いました。
これまでお酒を飲んだり重たい料理を食べると胃の痛みに苦しめられていましたが、除菌後は調子が良くなってきています。
とは言え、胃癌の確率は除菌後も普通の人の3倍ぐらいあるらしいので、健康に気をつけて生きていきたい所存です。

大きく食事も変わりました。
ここ数年間、コンビニ弁当とオリジン弁当を食べ続けてきましたが、妻の負担低減の流れで、毎週外部の方が食事を作りにきてくれます(もちろん有料)。
妻も育児つきっきりがしんどいようで料理を作るようになりましたし、ほとんど買って食べることがなくなりました。
その結果、野菜を多く食べるようになって(弁当を選ぶと肉オンリーになる人です)、消化も良いので、かなり胃腸の調子が良くなったように思います。
これが一番健康に寄与したような気がします。

祖母

実家で幼い頃から一緒に暮らしていた祖母が亡くなりました。これで、祖父と祖母は全員他界したことになります。
亡くなった祖母は99歳になる数日前まで生きていて、大往生でした。棺の蓋を閉める時に涙は出ましたが、本当に十分生きたと思いますので、安らかに眠ってほしいという気持ちでいっぱいでした。
私が結婚するまでは「結婚するまで生きてないとダメだよ」と言っていて、結婚したら「子供が生まれるまで生きてないと〜」と言ってきたのですが、その度に「どうやろうなぁ」と笑っていました。
亡くなる数日前にも子供を見せに実家に帰ったのですが、子供に会えて嬉しそうにしてくれて、私の方も会うのは最後だろうと分かっていたので、色々と感謝の思いを伝えることができました。
長い人生を充実した形で終えた祖母。自分も祖母のような幸せな人生を生きたいと強く思ったのでした。

妻と子供

子供が生まれたの、今年なんですね。随分前のような気がしてました。
特に心境の変化があるわけではなく、相変わらず妻が大好きで、むしろ子供より妻を大事にしているような気がします。子供が男の子なんで、女の子だったらまた別だったかもですが。
相変わらず妻は最高の人です。育児をしながら、仕事が忙しい時もたくさん支えてくれました。出産も色々あって大変でしたが、とにかく妻が無事で良かったです。
子供は来年も強くたくましく生きていってほしい。人生楽しいぞ。

2020年の目標

去年の目標は…

2019年は正直抱負とかないんですが…少し落ち着いて、じっくり行きたいですね。
2020年にスコープを合わせて、プロダクトを作ったりとか、体との付き合い方を良くするとか、準備運動の年にしたいと思います。

とのことでしたが、これは完全に達成できてました。じっくり事業に向き合えて楽しい1年を過ごせました。

来年はどうしようかな。とりあえず、作っている製品は姿や形を変えても良いので、なんとかお金を生み出せるようにしたいところです。
あとは妻や子供と楽しく過ごしながら、健康に気をつけていきたいですね。
もはや目標はあってないようなものになりつつありますが、来年も楽しんでいきたいと思います!

2018年総括&2019年目標

明けましておめでとうございます。中森です。今年もよろしくお願いします。
毎年恒例の総括ブログ、今回は年明けの更新となりました。
30日に飲み過ぎたせいで31日は完全にやられてて…。

カスタマーサクセスとSaaSビジネス

お仕事の話からいきます。
2018年ですが、年始から半年ほどカスタマーサクセス(サービスの利用促進)を中心にやってました。
この経験はSaaSプロダクトを持つ会社の経営をする上で、非常にためになりました。
カスタマーサクセスの経験をしたからこそ、サブスクリプションモデル(月額課金のような定額で何らかの利用権利を売るビジネスモデル)がどういうもので、どういうロジックで売り上げを伸ばせるのかリアルに理解できたと思います。

いまだに初回販売のあと(ポストセールス)を担うセクションがコストと見られることがありますが、サブスクリプションモデルから考えると明確にポストセールスが売上の大部分を担っています。
もちろん私も以前から知っているつもりでしたが、知っているということと、細部まで原則に沿って実行できているかは大きく異なると知った1年でした。
肌感として、またはユニットエコノミクス等の考え方をプロダクト戦略に組み込めるレベルとして、SaaSについて理解を進められた1年だったと思います。

また、ポストセールスにおいて、サブスクリプションモデルの売り上げを最大化するのはカスタマーサクセスではなくプロダクトであるということも強く実感しました。
これは単にUXが良いとかオンボーディングが優れているとかそういうレベルの話ではなくて、顧客が"買い続ける"プロダクトであるためにプロダクトは何を顧客に"giveし続けている"のかということです。
Time To Value(顧客が価値を感じるまでの時間)を早めることと、長期利用によるの価値向上のロジックのコンビネーションがSaaSのビジネスのキモだと理解しました。

会社を辞める => 会社を作る

2018年の中盤頃から自分がスタートアップ向き人材ではないと思うようになり、そうした動きの中で取締役をしていた会社を退職しました。
率直にいまIPOを目指している会社の経営メンバーに自分がいるのは違うかなと思いましたし、そう思うとなかなか仕事にも集中できないので、社長と相談して自分は自分の道に進ませてもらいました。
この展開でマジでいろんな人に死ぬほど迷惑をかけました…。本当にすみません。

改めて自分のことに向き合うと、ほとんど「実験した結果どうなるのか知りたい」という欲求で生きてる感があります。
他には、プロダクトを作ることが好きという気持ちがあったり、SaaSはまだまだ実験してみたいという気持ちがあったり、組織の問題を解いてみたいという気持ちも強いです。

なので自分が作りたいプロダクトをじっくり作ってみようかなと思ってまして、少しずつ始めています。
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会社も設立しましたが、資金調達して頑張ろう的なテンションは全くなく、かなりプライベート寄りな会社です。
しばらくは受託やコンサルティングをやりつつ、まったり作っていこうかなと思ってます。
ちなみに受託ではRuby On Railsでの開発、コンサルでは採用・組織・CS・(SaaSの)経営のサポートをしています。

健康

仕事の話から変わって、健康の話をしたいと思います。

健康は…ヤバイです…。
年々健康リスクを感じるようになってきてます。
特にここ2年ぐらいは胃が悪くて消化が追いついてない感じがすごくしてます。2019年は念のために人間ドック受けようと思ってるぐらいです。

酒ね! いやー、酒ね。酒飲まなければほぼ健康になるんじゃないか説さえある。

外食がほとんどなくなったので、月の飲酒量の1/4ぐらいはなくなった気がします。
でも週末は飲んじゃってますね…。平日は勿論控えてますが、土日も控えた方が良いのは勿論分かります。でも飲んじゃう。いかん。

酒を飲むと食事も(脂っこいものを)大量に食べ続けちゃうのもダメ。これがすごく胃に悪い。
2018年から開始した対策として、酒をブランデーにして、ツマミをドライフルーツやチョコなどの少量で食べ続けられるものにするなどしました。

ただ飲酒自体が根本的にいかんので、2019年は飲酒を週に1日にするところから始めたいと思います。

運動

筋トレを3ヶ月ぐらいやってたんですが、どんどん凝り始めちゃってメニューが重くなってきて、ある時サボってから「めんどくせー」となって辞めちゃいました。
やりすぎるとサボった時に戻れなくなるということを学んだので、2019年は健康目的に少しずつやっていきたいと思います。

食事

相変わらず夜はオリジン弁当やコンビニの弁当食べてますが、昼は「白米+納豆+梅干し+卵+味噌汁」をほぼ毎食食べるようになりました。
今はリモートワークでほとんど家にいるので、外で食べることがなくなったんですよね。毎食内容を考えるのも大変なので、栄養的に良く、保存可能な食品をルーティンで食べるようにした結果、このメニューになってます。
気のせいか、腸は今年かなり良くなった気がします。

休息

休息は会社辞めてからは、かなり改善された気がします。
単純に睡眠時間がすげー長くなりました。家出なくて良い日が増えたので、出勤時間がない=睡眠時間が長くなるという感じです。
労働日数的には増えてるので体力的にキツイなと思う日もありますが、メンタル的なON/OFFは十分な睡眠でかなり担保されてる印象です。

2019年

2019年は正直抱負とかないんですが…少し落ち着いて、じっくり行きたいですね。
2020年にスコープを合わせて、プロダクトを作ったりとか、体との付き合い方を良くするとか、準備運動の年にしたいと思います。

全員の意見を聞いてたら何も進まない、は本当か?:読了『フューチャーサーチ』

関係者が増えると決まるものも決まらなくなって動き出せない…みたいな経験、社会人あるあるですよね。
皆様いつも本当にお疲れ様です。

皆様はそうした経験から「可能な限り少ない人数で決めたい」という願望や、密室での議論という誘惑にかられている今日この頃なのではないでしょうか。

今回は、こうしたテーマにヒントを得るため、"多様な関係者"の巻き込みを見事に"実行"に変換している『フューチャーサーチ』をご紹介をしたいと思います。

フューチャーサーチ ~利害を越えた対話から、みんなが望む未来を創り出すファシリテーション手法~

フューチャーサーチ ~利害を越えた対話から、みんなが望む未来を創り出すファシリテーション手法~

  • 作者: マーヴィン・ワイスボード,サンドラ・ジャノフ,ヒューマンバリュー,香取一昭
  • 出版社/メーカー: ヒューマンバリュー
  • 発売日: 2009/05/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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フューチャーサーチは3日(半日、1日、半日の構成)の日程で行われるワークショップの手法です。
ちなみに、本の副題には「利害を越えた対話から、みんなが望むファシリテーション手法」と書かれてあります。

フューチャーサーチの特徴として、ワークショップの日程から参加者の構成まで、ほとんどの行為に実践と理論に裏打ちされたルールがあります。
ゆえに、日程やプログラム、準備物などはほぼ変更できません。

ルールの中で絶妙なのが参加者の構成です。
フューチャーサーチでは、テーマに関係する人が広く集められます。
ワークショップの人数規模は30〜70人程度ですが、最も良いのは64人とされています。ここも細かいですが、8人が8テーブルで64人になるのが最も良い構成とされます。
そして、何と64人の25%〜40%の人は、組織の外部から集めることが求められます。

例えば、あなたが顧客のサポートを行う部署の部長だったとしましょう。
あなたは「最高のカスタマー体験を作る」というテーマを掲げました。そうすると、フューチャーサーチ流の構成では以下が考えられます。

  • 顧客(8名)
  • マネージャー(8名)
  • 営業部(8名)
  • 製品開発部(8名)
  • コールセンターのアルバイト(8名)
  • コールセンターの社員(8名)
  • 家族(8名)
  • 経営者、株主(8名)

一般的に「最高のカスタマー体験を作る」というテーマで会議をするとき、「家族」や「株主」を呼んだりしません。「顧客」も呼ぶ人は少ないでしょう。
しかしフューチャーサーチが求める参加者は、「このテーマに関係する人全員」です。関係者の考え方として、以下の3つが紹介されます。

  • 情報をもっている人
  • 実行に移すための権限や資源をもっている人
  • 起きる結果から影響を受ける人

こうした多様な人がいるからこそ、多様な現実が理解できるようになり、望ましい未来を描くことができると著者は考えています。
また、多様な人が参加していれば、アクションの実行時に広範囲のアクションが期待できます。
フューチャーサーチでは、アクションを「この会に参加していない人に交渉したりせずに、今すぐ実行できるもの」に絞ります。参加者で実行できるものだけを合意して、合意できない事については決めません。合意できない事項について後日話し合うなどはありますが、まずは合意できるリストを作成して動き出すことに注力します。
この時、多様な人が集まって話したり実行内容について支援を受けることができれば、今すぐ交渉なしに実行できる事が圧倒的に増えるわけです。

このように、フューチャーサーチは強烈に"今すぐに実行"することにフォーカスしています。
「利害関係の狭間で何も実行できない」といった状態から、「各自ができることを今からやる」という状態に変質させるために非常に練られたプログラムになっているわけです。

良くも悪くも構造的で、成功の条件(本当にこの名前のリストがあります)を揃える事が求められます。柔軟性はありませんが、大部分が準備段階で設計されるものなので、成功の条件が達成できるのであれば非常に良いワークショップにできると思います。
参加者の多様性を持たせる部分と、3日の合宿形式の部分の合意が一番山場だと思うので、そこがいけそうであれば前向きに検討したい手法です*1

ちなみに、全参加者の日程を押さえて会場の予約をする必要があるため、準備期間は3ヶ月から6ヶ月程度必要です。

一応今回も書評なので本自体の話をしておくと、フューチャーサーチをやるのであれば読んでおいたほうが良いと思います。というか細かいルールに相当の意図が組み込まれているので、読まないと地雷を踏む危険性が高まると思います。
個人的には実施する予定はないのですが、細かいワークショップの設計の意図がよく分かるので、非常に勉強になりました。そういったワークショップに込められた理論や意図を理解する意味でもかなり面白い本になっていると思うので、オススメです。
著者はとにかくよく考えてます。そして考えるだけでなく、1つ1つの行動を検証し、その知見を余すところなく紹介してくれています。有意義で価値のある本だと思います。

それにしても、ヒューマンバリュー社は良い本を翻訳されているなーという印象です。
別に一次ソース原理主義者というわけでもないのですが、こうやって本家本元の書籍を訳してくれると、日本語で学んでいる人間としては一次ソースに簡単に当たれるので大変ありがたいですね。

*1:逆説的になるのですが、実際はテーマに対して熱意を持ってコミットしている人が主催者であれば、参加者調整は問題にならないと思います。何故ならば、日程は後ろにズラせば調整が効きやすい項目だからです。本当は実践者が外部の人を呼ぶことや大規模な対話に恐怖を持っていて、日程調整を盾にしているのです。もしコンサルタントとして関与しているのであれば、そうした障害があっても実現したいテーマを引き出す事が重要であると思います。